複数の種類が存在する介護予防の資格の中に、介護予防健康アドバイザーというものがある。
この資格は、高齢の運動や健康についての知識を十分に持っていことを証明できる資格である。
高齢者が増加し、介護が必要となる人も増えており、ほとんどの高齢者が年齢を重ねることで健康不安を抱えている。
そんな人たちのためにおすすめの運動を提案し、年齢を重ねることに不安を感じる気持ちを排除していくようにするのが介護予防健康アドバイザーの役割だ。
介護予防健康アドバイザーの資格を取得するには、講習を受講し最終課題に合格すれば認定される。
最終課題は何度でもやり直しが可能なため、合格するまで何度もチャレンジできる。
介護予防指導士や介護予防運動指導員などは講習を受講するのに指定の資格を取得していることが条件だが、介護予防健康アドバイザーは受講資格が特に定められていない。
そのためどなたでも受講ができる。
これが、一番取り掛かりやすい介護予防の資格と言えるだろう。
また、通信講座で受講可能なので自分のペースで進めることができ、最短で3カ月で取得できるのも特徴だ。
まず介護予防の資格を取得しておきたいと考えている人は、この資格から始めるのもよいだろう。
この資格があれば、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの介護施設はもちろん、高齢者向けの健康クラブやスポーツクラブでも働くことができる。
高齢者への指導はもちろん、介護施設で働く介護士に運動指導を行うことも可能だ。